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【芸能・社会】

女将・松下奈緒 老舗旅館立て直す 「鴨、京都へ行く〜」9日スタート

2013年4月4日 紙面から

会見に臨む(前列左から)松下奈緒、椎名桔平、(後列左から)堀内敬子、かたせ梨乃、若村麻由美、大東駿介=京都市右京区の東映京都撮影所で(近藤正規撮影)

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 女優松下奈緒(28)が老舗旅館の女将を演じるフジテレビ系新ドラマ「鴨、京都へ行く。〜老舗旅館の女将日記〜」(9日スタート、火曜午後9時)の制作発表が3日、京都市右京区の東映京都撮影所で行われた。本物志向を貫き、ロケはすべて京都で。松下らの着物も特別に約50着を準備し、旅館の料理は調理師専門学校に依頼。高級旅館を再現した3000万円のセットは同撮影所で収録する現代ドラマでは最高額。老舗旅館を再現するためだけに1億円をかけた計算になる。

 京都の老舗旅館を舞台にしたコメディードラマ。松下演じる上羽鴨(うえば・かも)はキャリア官僚だったが、母の死後、故郷・京都の老舗旅館の女将に転身。借金まみれの旅館を建て直すため奮闘する。松下を取り巻くメンバーも椎名桔平(48)、若村麻由美(46)、堀内敬子(41)、大東駿介(27)、かたせ梨乃(55)ら多彩だ。

 ドラマの見どころはこだわり抜いた本物志向のセットや衣装。東映京都撮影所に造られた旅館のセットは玄関やフロントはもちろん、女将の部屋、厨房(ちゅうぼう)など広さは250坪に及ぶ。季節に合わせ、飾り物も五月人形を置いたり、花をこまめに替えるなど視聴者が気付きにくい点にもこだわる。

 松下や若村はこの日、白を基調とした着物、かたせは黒の着物で登場したが、ドラマでは3人の着物だけで約50点用意される。1着につき小売価格で100万円はするという高級品で、計約5000万円。男性や仲居の分も合わせると衣装代だけで6000万円。

 料理も調理師専門学校に依頼し、天然物の2キロの鯛(たい)を出すなど1000万円かけるという。旅館のセット代3000万円を加えると、旅館を再現するだけで、1億円をかけた豪華な演出が見どころの一つだ。

 出演者は3月上旬から6月末まで京都に滞在。松下は「今は皆さんに『かもちゃん』『かもすけ』と呼ばれる」と笑顔を見せ、共演者ともすっかり打ち解けた様子をうかがわせた。

◆京都滞在を満喫

 各出演者は京都滞在をそれぞれ楽しんでいる様子。松下はセットでの撮影が多く「時間ができたら散歩したい」と話すが、椎名は「最初のロケが三条大橋。昨日は東福寺」と市内各地に出向いている。若村は「歩きたくなる街。撮影後は宿まで歩いて帰る」とし、大東は行きつけの漬物屋に行ったり、「哲学の道」を散策して桜を楽しんだという。

 

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