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【芸能・社会】映画「人類資金」奇跡の配役 佐藤浩市、香取慎吾、森山未來…2013年4月4日 紙面から 戦後史最大のタブー、M資金をテーマにした映画「人類資金」(阪本順治監督、10月公開)の主人公、金融ブローカー真舟役が佐藤浩市(52)に決まった。共演は、Mと名乗る謎の人物にSMAPの香取慎吾(36)。ほかにも森山未來(28)、観月ありさ(36)、オダギリジョー(37)、豊川悦司(51)、仲代達矢(80)…と主演級俳優が勢ぞろい。阪本監督が長年温めてきた企画実現のため、奇跡のキャスティングが実現した。 監督が05年「亡国のイージス」でタッグを組んだ作家福井晴敏さん(44)の書き下ろしを、共同脚本で映画化する社会派エンターテインメント大作。戦時中、日本軍がアジア全域から集めた金塊財宝がベースとされる秘密基金「M資金」。これをめぐって展開するマネーゲームや陰謀から、人間の尊厳を守ろうとする人々の闘いをスリリングに描く。 全編オールロケで、2月下旬にロシアのハバロフスクでクランクイン。3月には気温差60度のタイに移動し、その後、日本で、さらに4月にニューヨークで…と4カ国で撮影を行っている。 佐藤と阪本監督とは94年「トカレフ」以降、20年にわたり、映画や短編など10作で組んできた盟友同士。監督が「(2人にとって)節目となる作品。映画バカを貫き、座長を二分し合って現場をやり遂げている」と明かすように、佐藤は主演俳優の枠組みを越え、現場でのムードメーカー、そして監督の“参謀”として活躍しているという。 一方、香取は主演作「座頭市 THE LAST」(2010年)に続く阪本作品。今回演じるMは、計画実行のためには命もいとわない男で、その覚悟と苦渋をどう演じきるかが見どころ。派手なシーンは一切ないという。 8日のクランクアップを目前に、佐藤は「撮影は日程なども厳しかったが、きっと重厚な娯楽作品に仕上がるはず」とアピール。監督もラストスパートに向け「ただ、ひたすら愚直に頑張っている」と燃えている。 <「人類資金」> 金融ブローカーをかたる詐欺師の真舟(佐藤浩市)は、Mと名乗る謎の人物(香取慎吾)と、腹心の石(せき)優樹(森山未來)から「M資金を盗み出してほしい」と依頼される。多額の報酬と「M資金の秘密を教える」の言葉に興味を持ち、真舟は承諾。全世界を巻き込む前代未聞のマネーゲームに挑む。防衛省エージェントに観月ありさ、CIA構成員に豊川悦司、投資顧問代表に仲代達矢。 <M資金> GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の秘密資金といわれ、日本を占領中に接収した財産などをもとに、現在も極秘に運用しているともいわれる日本戦後史の闇のひとつ。その存在が公的に確認されたことはなく、M資金の名をかたる詐欺に有名企業や実業家が遭い、自殺者も出たことから一般にも知られるようになった。 ◆ロシアで襲撃!?2月28日にハバロフスクの路上で撮影中、酔ったロシア人男性が撮影隊に近づきプラスチック製BB弾を発砲、ロシア警察当局に拘束された事件が発生。主要キャストの佐藤、香取、森山、オダギリも現場におらず、その後、撮影に支障をきたすことはなかった。 PR情報
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