洗脳騒動が続く中、先週末に２年ぶりのテレビ復帰を果たしたお笑いコンビ「オセロ」の中島知子（４１）に、過激発言も飛び出した。３１日に大阪で落語会を開いた笑福亭鶴瓶（６１）が、所属事務所「松竹芸能」の後輩である中島に言及し、「頭おかしいんちゃう？　どう思いますかと言われても、どうも思わへん」と語ったというのだ。オセロとは多くの番組で共演している鶴瓶。この発言の裏にどんな意図があるのか。

　参加者によると、落語会で鶴瓶が、３月２９日の「ワイド！スクランブル」（テレビ朝日系）に出演した中島について触れた場面があった。

　厳しい言葉のオンパレードで、まず「（マインドコントロールが）解けてても、解けてなくてもいいけど、まだ（テレビに）出したらいかんわ」と、中島を引っ張り出したテレビ局に苦言を呈した。さらに、「中島、頭おかしいんちゃう？」とのコメントもあったというのだ。

　中島が騒動中に家賃を滞納していたマンションは、本木雅弘（４７）が家主。本木の義母・樹木希林（７０）が、中島や中島の両親に対し寛大な対応をしていることについて鶴瓶は、「希林さんは大きな人やで。（中島はテレビ復帰より）先に希林さんに謝るべき。常識的に考えておかしい」と語った。

　中島がテレビのインタビューで明かした、１回の買い物で３５０万円も使ったことについてもかみ付いた。「（マインドコントロールが）解けてない。解けてるわけがない。まず解けてるんなら、樹木希林さんとこに謝りに行かないと」と、鶴瓶は中島に樹木への謝罪を促した。

　苦言を呈しまくった鶴瓶だが、それも後輩・中島への熱い思いから出たもの。

　鶴瓶とオセロは同じ松竹芸能所属とあって、これまで多くの仕事を共にしてきた。もちろん鶴瓶はオセロのお笑いの才能も高く評価していた。だが中島が２００４年ごろ、本格的に女優業専念を目指すも軌道に乗らず、仕事が減少。「そんな中島を見かねた鶴瓶は、お笑いの仕事だが自身の落語会などに彼女をブッキングしたこともあった」（お笑い関係者）

　結局は私生活もうまくいかず、中島は女性占い師Ｉ氏（４４）にハマっていく。事情をよく知る関係者によると、「鶴瓶さんの気持ちを中島はむげにしてしまった。それでも鶴瓶さんは中島の現状を非常に気にしてます。力になれることがあれば手を差し伸べたいと思ってます」。

　鶴瓶は落語会後、報道陣に対応。今回の騒動に端を発したオセロ解散問題などについての詳細は、事務所の大先輩という立場だが知らないという。中島はテレビ出演の際、精神的に落ち込んでしまったキッカケは相方・松嶋尚美（４１）の独立だったことを明かした。

　それについて鶴瓶は「独立は合意の上？　そうやろな。でも、俺ホンマに知らんねん」。オセロの存続については「本人らが決めること」とし、「（コンビとは）中途半端に辞めるとかと違うんやけどね」と存続を願った。

　鶴瓶は「（マインドコントロールが）治ったという人もいれば、治らへんという人もいる。どないなっているか意味分からないですよ」と困惑しきり。高く評価していた後輩だけに、今回の異常な騒動に厳しい言葉も投げかけた鶴瓶だが、中島の行動には戸惑いを隠せないのが本心だろう。