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東急東横店4日改装オープン、日本初・渋谷初34ブランド
  2013/04/04 02:24 | ニュース


 東急百貨店東横店(東京渋谷区)の西館・南館が4日朝10時の改装オープンを前に報道陣に公開された。

 改装は、渋谷駅街区土地区画整理事業の一環として3月末日で東館を閉館したことに伴うもの。東館の売り場を既存の西・南館に移設・集約し再編集。2月末に6・7階の婦人ファッションフロア、4月に地下1階の食品街「東急フードショー」と2階の婦人服飾小物フロア、また4日の全面開業に向け1階の婦人向けフロアの改装を順次進めてきた。改装後の営業面積は東・西・南館の3館体制だった従来の3万2000平方メートルから、西・南館の2館体制で1万9000平方メートルに減少。地下1階から地上9階まで10フロアで構成する。

 リニューアルに際し、4つの新しい自主編集売り場を設けたほか、期間限定売り場を各フロア・全15カ所に配置。さらに日本初・渋谷初登場の34ブランド・ショップを誘致することで店舗の独自性や鮮度を高めた。1階婦人服・雑貨フロアと2階婦人服飾小物フロアは、渋谷を象徴するスクランブル交差点にちなみ、「SHIBUYA スクランブルI」「SHIBUYA スクランブルII」と名付け、さまざまなMDが混ざり合う楽しさを表現した。

 そのコンセプトを象徴するフロアが、渋谷駅ハチ公口に面する1階「SHIBUYA スクランブルI」。約600平方メートルの売り場にアパレルや雑貨、コスメ、カルチャーなどカテゴリーの異なる旬の32ブランドを集積し、情報発信の拠点としての機能を持たせた。「B'2nd レクア」や、イランイランのアクセサリー業態「イジュ・イランイラン」、ロハス系セレクトショップ「メル アンジュ」が日本に初登場するほか、スポーツウエア「アニマ」「ジュエルチェンジズ」が百貨店に初進出。「アダム エ ロペル マガザン」や、米国LAバッグブランド「デュ ラックス」が渋谷地区に初めてオープンする。また期間限定売り場には、ワールドが日本における販売業務提携を結んだ米国ライフスタイルブランド「フリーピープル」が日本初のショップを5月8日まで開く。

 東館の閉館に伴い3月末日で営業終了した老舗食品名店街「東横のれん街」は、隣接する渋谷マークシティの地下1階に移設。「菊乃井」や「林フルーツ」など既存の人気店舗に、米菓子・赤坂柿山の新ブランド「FUKU-LABO」1号店や「食事処 味の浜藤」などの新規店舗を加え83店舗で再始動する。地下1階の東急フードショーと合わせ、都内で最大規模の食品街が生まれる。

 再開発が進む渋谷駅街区。東急東横店の改装オープンを前に神谷潔店長は、「老舗の東横のれん街に、旬のブランドを集めたSHIBUYAスクランブル、さらに20〜30代をターゲットにした渋谷ヒカリエの「シンクス」など、何でも揃う一連のマーケットを提供したい」と話した。



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