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【大リーグ】

岩隈は6イニングを1失点で今季初勝利

2013年4月4日 紙面から

◇マリナーズ7−1アスレチックス

 【オークランド秋野未知】ダルビッシュの快投の陰に隠れて目立たなかったが、岩隈久志投手(31)も2日の今季初登板で“初日”を出した。敵地でのアスレチックス戦に先発し、6イニングを1本塁打を含む2安打1失点、7奪三振、無四球に抑え、チームの開幕連勝に大きく貢献した。

 「(初登板は)やっぱり緊張する」と岩隈。序盤はボールが指に掛かりすぎて引っかけてしまうなどもたつく場面もあり、2回には先制も許したが、直後に逆転の3点本塁打で援護をもらうと、「4番(モース)が打った試合で負けるわけにはいかない」と“ギアチェンジ”。尻上がりに調子を上げ、終わってみれば文句なしの“クオリティー・スタート(先発投手の及第点といわれる6イニング以上自責3以下)”。ウェッジ監督も「直球をうまく使ったことで変化球も生きた。カウントが悪くなっても丁寧に投げてアウトを取っていた。とても満足している」と目を細める内容だった。

 昨季は夏場に救援から先発転向。16試合で防御率2・65という球団新人記録を打ち立てた。今季は押しも押されもしない先発2番手で首脳陣の信頼も厚い。「今季の目標は1年間ローテを守って、投球回200イニング」と岩隈。ダルビッシュをしのぐ勝ち星も十分ある。

 

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