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【プロ野球】坂本V打、巨人大逆転 唯一の負けなし2013年4月4日 紙面から
◇巨人10−8DeNA巨人が開幕から1分けを挟んで3連勝。3−6の5回にボウカーの2点二塁打、脇谷の同点打、坂本の3点二塁打で6点を奪い、継投で逃げ切った。DeNAはブランコが5打点を挙げたが、先発のソトら投手陣が踏ん張れなかった。 ◇ やっぱり、頼りになります!! 両軍が激しく点を取り合ったシーソーゲーム。けりをつけたのは巨人・坂本だった。6−6の同点に追いついた直後の5回2死満塁。坂本はDeNA・佐藤の直球に照準をあわせた。 6球目。佐藤が外角に投じた140キロを流し打ち。右翼へ飛んでいった打球は走者一掃の3点適時二塁打になった。これで一挙6得点のビッグイニングが完成。チームは開幕から1引き分けを挟んで3連勝の快進撃だ。 「チャンスで一打が出ていなかったんで、すごく打ちたいなと思っていた」と坂本。4時間11分というロングゲームで覚えた疲れも白星ですっかり解消。「勝ったんで、全然大丈夫!!」。雨上がりのハマの空に満面の勇人スマイルがはじけた。 WBCから休む間もなく突入した開幕カードの広島戦。坂本の心にはじくじたる思いが浮かんでいた。3試合で4安打を放ち、3月31日の3戦目で1号ソロ弾を放った。しかし、打点はこの1点のみ。走者が得点圏にいる時に凡打を続け、唇をかみしめていた。 「もう少し、仕事をしないといけないと思っています」。こう思う坂本にとって、5回の2死満塁は格好の晴れ舞台。しかも、この日はDeNAが昨年以上の闘志を燃やして挑んでくる一戦。坂本の勝負強さに火が付いた。2日の練習で打撃投手を務めた原監督も「勇人らしいしぶとい打撃をしてくれました」と殊勲の一打を褒めたたえた。 開幕から3勝1分けと勝率10割をキープ。好スタートに坂本は「すごくいい流れで試合運びができていると思う」と手応えを感じている。でも、満足感はない。「今日はあそこ(5回)しか打てなかった。もっともっと打ちたい」。貪欲な向上心こそ坂本の原動力。勝利のためこれからも勝負強さを見せつける。 (川越亮太) PR情報
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