大学入学式 親や祖父母の参加約７０％

4月3日 18時51分

大学の入学式に参加した親や祖父母は７０％近くに上り、父親と母親がそろって参加したケースも５人に１人という調査結果がまとまりました。

この調査は、全国大学生活協同組合連合会が、全国の１２０の大学と短大で、去年４月から５月にかけて新入生の親などを対象に行い、２万４０００人余りから回答を得ました。
それによりますと、大学の入学式に参加した親や祖父母は６７．５％と、３人に２人に上りました。
また、父親と母親がそろって参加したケースは２０．４％と５人に１人で、いずれも５年前に調査を始めて以来、最も高くなりました。
さらに、最近は入学前に、夏休みなどを利用したオープンキャンパスへの参加も増えていますが、７人に１人、１４．５％が親子で参加したと答えています。
全国大学生活協同組合連合会では、親の参加が増えている背景について、「大学から親向けの入学式の案内や行事も増えて参加が一般化し、以前は『過保護』と抵抗があった人も参加しているのではないか。少子化が進むなか、親子で進路を考える人が多く、入学式が親子にとって記念の場となっている」と話しています。