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国際
【主張】「暴走」北朝鮮 不測の事態に備えあるか
韓国の朴槿恵大統領も「北の挑発には政治的考慮は一切せず直ちに強力に対応する」と、北の恫喝(どうかつ)には強い姿勢で臨んでいる。
そうした中、北に最大の影響力を持つ中国が、再稼働宣言に遺憾の意を示した程度で済ませているのは理解に苦しむ。米国などに協力的だともいわれるが、北を掣肘(せいちゅう)する責任を果たしているのか。
一方、北は「滅亡の運命にあるのは米国に従う日本だ」と対日威嚇も繰り返す。額面通り受け取る必要はないが、備えは十分か。
集団的自衛権の行使容認で米韓支援の態勢を整えることは喫緊の課題だ。当面、米韓と情報を共有し、どんな状況が想定され、日本として何ができるか明確にしておかなければならない。同時に、国連安保理制裁の厳格な履行を主導し、暴挙で得るものはないということを北に分からせるべきだ。
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