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ライターは出版社ではなく、企業からお金をもらうようになる

2013/04/03


ここ最近になって、本格的にコンテンツマーケティングをサポートする企業が出てきている印象です。


企業がお金を出してコンテンツを買う

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たとえばイノーバが提供する「Facebook×Googleスーパー集客パック」。名前がなんかアレですが、要するにコンテンツを制作して集客するという、コンテンツマーケティング支援サービスですね。

「多数の専門ライター」が在籍しているとのこと。イノーバの方はコンテンツのディレクションを行うようです。

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気になる価格はブログ、Fb、Twitterを各4本ずつで、月間80,000円。結構安いですね。ディレクションの負担は大きめですし、一記事あたりのライター報酬は、ざっくり4,000〜5,000円程度でしょうか…。記事内容によっても単価は変わってくるでしょうね。

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事例として「マシェリ インテリア・デザインブログ」がピックアップされています。「不動産・住宅メーカーを対象にしたWEBコンサルティングの会社」とのこと。

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ぼく自身も企業ブログの運営サポート、企画などを仕事にしていますが、安直に広告出稿するよりもパフォーマンスは良かったりします。特にウェブ上にコンテンツがまだ少ない、ニッチなジャンルは相性がいいです。

とはいえ、コンテンツの制作を内製化できる企業はそう多くありません。社内にライター候補がいない場合、育成する余裕がない場合は、手始めに外注してみるのもありでしょう。これから色々な事例が出てくるのでしょうね。


本題は「企業がお金を出してコンテンツを買うようになっていく」という面白い変化が起きているという話。

今までぼくらライターは、出版社からお金をもらって記事を書いていました。ぼくらが書いたコンテンツによって、出版社は広告収益なり、書籍・雑誌の販売収益なりを得て、それを再び分配してコンテンツを再生産していたわけです。

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そんな仕組みになっているのですが、ご存知の通り出版不況がやって参っておりまして、軒並み原稿料は落ち込んでいます。ぼくはあまり外部で書かないですが、ウェブ系のメディアだとなかなか悲惨です…。ブログで書いた方がよっぽど収益性がいい、ということも珍しくありません。総じて「書くことで食べていく」ハードルは上がってきています。


コンテンツマーケティングは、この文脈において、ライターにとっての貴重な収入源になる可能性を秘めています。今までは出版社に買い叩かれていたコンテンツが、新たな「買い手」が増えることで、報酬が改善される可能性があるのです。

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実際、お財布の感覚からいっても、「出版社が用意する原稿料」と「企業のマーケティング予算」を比べると、後者の方が断然ボリュームがあります。それこそ数十億円単位のマーケティング予算を投下するのも珍しくないわけですから。ぼくらライターにとっては、さながら大富豪のごとき太っ腹な買い手が登場したような気分です(希望的観測ですが)。


無論、企業がコンテンツを買うようになることで、トラブルが発生する可能性もあります。ステマの問題だったり、ライターが「飼われてしまう」問題だったり。企業のお金の方が市場原理が強く働くので、買い叩かれるのも一瞬かもしれませんね…。

とはいえ、買い手が増えるのは良いことですので、基本的にはライターにとっていい流れが来るとは思います。うまく波に乗っていきたいですね。


かくいうぼくも、ちらほら企業向けにコンテンツを有料で提供する話を頂いています。一応アルファブロガー価格ということで、単価的には1文字10〜20円くらいでやりたいところ。執筆時間が掛からないものに関しては、ディスカウントいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

nubonba@gmail.com

と、最後に営業をして終わりにします。これがコンテンツマーケティングというやつですね。



★この記事を読んだ人にはこの本がおすすめ。

バズワードっぽくなっている「インバウンドマーケティング」について。マーケティングに携わる方はとりあえず読んでおくべき一冊です。


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