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理系フラガール入社 専用劇場建設が夢

記念写真に納まる現役フラガールと加藤咲樹さん(前列右から3人目)ら新人ダンサー
記念写真に納まる現役フラガールと加藤咲樹さん(前列右から3人目)ら新人ダンサー

 全国各地で1日、入社式が行われ、新社会人が第1歩を踏み出した。福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」では、フラダンスの新人ダンサー7人が入社した。同市の勿来(なこそ)工業高建築科を卒業した加藤咲樹(さき)さん(18)は、卒業作品としてフラダンス劇場の設計図を製作。一人前のフラガールを目指すことに加え、将来はいわき市内での専用劇場建設を夢見ている。

 劇場建設を目指す理系フラガールが歩み出した。加藤さんは2年生の時から勿来工業高フラ愛好会に所属。いわき市内の仮設住宅や老人ホームへの慰問活動を行い、被災地支援活動を続けるフラガールになることを志した。熱意は、踊るだけにとどまらない。市内にフラダンスの専用劇場がないことから、昨年10月から卒業作品として設計図の作製を開始。4階建ての「Moanalani劇場~aloha~」の平面図や断面図、配置図などを書き上げた。

 「他にない舞台の背景にしたかった。舞台の後ろは海で、ガラス張りで自然の背景が見えるという設定です」。moanalaniはハワイ語で「海の天使」の意味。美しい海を背景に踊るステージで、見る人が楽しみ、心を癒やすことが狙いだ。作製に協力した同校建築科の飯塚誠教諭(32)は「歌舞伎の舞台でバックステージが開くイメージを取り入れました。ダンスが盛り上がった時、背景が開いて、海や夕日が見えたらいいね、というアイデアでした」と振り返った。

 建築科の卒業生35人中、この設計図が校内選考で優秀な3作品に選ばれた。福島県建築系高校卒業設計優秀作品として、今年2月に表彰された。加藤さんは「いつかは設計図の劇場を造ってみたいです。そこで自分も踊りたい」と力を込めた。飯塚教諭は「レッスンスタジオもあって、フラダンスをやるための施設という目的が明確だった」と選考理由を説明した。

 加藤さんは昨年夏、地元開催の第2回フラガールズ甲子園にも出場。今後はプロのフラガールとして、7月の舞台デビューを目指す。「震災があって、幼稚園や仮設住宅を回って、皆さんが喜んでくれました。将来は笑顔や感動を届けられるフラガールになりたい」。自身が設計した劇場を感動の舞台にするつもりだ。【柴田寛人】

 [2013年4月2日9時2分 紙面から]

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