はじめに
WEB用に動画を制作したとしても、それを見てもらえなければ意味がありません。
絶対的な視聴数が少ないと、その後の商品販売やイメージアップなどの
動画の効果が小さくなってしまいます。
では、動画を見てもらうためにはどのようにしたらいいのでしょうか。
WEBで動画を見る場合、
ほとんどの人が利用するのが
検索機能です。
この検索結果で、自身の動画が上位に表示されることが、
見てもらえる可能性を高めます。
つまり、
動画を中心としたSEO(以下、動画SEOという)をしっかり行うということが大切になってくるのです。
動画SEOとは、動画を中心としたコンテンツの検索エンジン最適化のことです。
検索結果を上位表示させることで、動画を見てもらえる可能性を高め、
知名度アップや集客アップ、売上アップを図ることなどを目的とします。
今回は、
いかに検索結果を上位表示させるかという部分に特化して
お話していきます。
この動画SEOには、大きく2つのパターンがあります。
1.Youtubeなどで直接検索される場合
2.通常のWEB検索で動画が検索される場合
Youtubeの動画SEO
Youtubeで動画検索した場合に上位に表示する方法を考えていきます。
上位に表示するためには、以下の3つの要素を満たす必要があります。
①キーワードの要素は、
その動画を見せたいターゲットとなる人が、
検索するときに使うキーワードを適正に盛り込んでおく必要があります。
盛り込む部分は、タイトルと説明文です。
比重が高いのがタイトル部分です。
かならずタイトルに検索されると予想されるキーワードを設定しておきます。
Googleキーワードツールなどを使うことで、
どのようなキーワードがどれくらい検索されているのかを知ることができます。
このように、キーワードを意識しながら、
タイトルと説明文を考えることが上位表示のために必要となるのです。
②視聴動向の要素は、
動画の平均再生時間の割合が高い方が上位表示されます。
具体的には、5分間の動画であれば、平均再生時間が5分に近い動画の方が、
より高い順位になる傾向があります。
面白くなくて、すぐに閉じられてしまう動画は、順位が下がるということですね。
内容を面白く、最後まで見てもらえるように作ることが大切です。
視聴数については、多い方が有効です。
ただし、アップロードしてからの日数が長すぎると視聴数の有効性は下がります。
短い期間で多くの視聴数を獲得している動画ほど、優良なものとして判断されます。
さらに、評価やコメントも影響します。
高評価がたくさんついており、コメントがよく書かれている動画ほど、
上位にくる傾向があります。
Youtubeでは動画の発信者と視聴者の
双方向のコミュニケーションを促進したいという
狙いがあるため、このような活動的な動画には上位に表示させようとするのです。
③整合性の要素
視聴者にとって、有用な動画ほど上位にきます。
つまり、検索したキーワードに対して見たいものがより上位に表示されるような工夫がされています。
タイトル内容と、説明文の内容に矛盾がないこと。
タイトル内容と、動画の内容に矛盾がないこと。
「飲食店の集客方法を公開します」という内容であっても、
実際の動画の内容が、ただの自社サービスの宣伝のみではダメです。
公序良俗に反する内容である場合や、宣伝が中心である場合も
上位にくることはありません。
このような3つの要素に留意することで、検索結果として上位に表示される可能性が高まるのです。
WEB検索による動画SEO
通常のホームページ検索時の検索結果に、Youtube内の動画が
入ってくることがあります。
この点についても意識する必要があります。
つまり、動画の作成時点で、動画を見るつもりの人だけをターゲットにするのではなく、
動画を見るつもりがない人でもクリックしてしまう内容にするべきです。
ただし、
検索結果としては、ホームページが優先となります。
ホームページとYoutube内の動画のそれぞれのキーワードが同じくらいフィットするもので検索されても、
ホームページが上位に検索結果として表示されます。
その場合には、ホームページ内に動画を組み込み、
そのページの上位表示を目指すという観点も必要になってくるのです。
まとめ
まずは作った動画を見てもらい、動画の効果を上げるように考えていきましょう。
動画SEOは、自分自身で行うことができ、無料です。
しっかりと対策を行うことで、その後の売上アップにもつながるはずです。
売上アップの効果を呼ぶ前段階として、
絶対的な視聴数のボリュームを確保しましょう。
検索結果の上位表示こそが、まずは必要となるのです。