暗黒物質の証拠発見か
国際チーム、新現象観測
宇宙のどこにでも存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質」を追い求めている欧州合同原子核研究所（ＣＥＲＮ）などの国際チームが、日本時間４日未明「暗黒物質が原因だとしてもおかしくない現象を観測した」と発表した。
国際宇宙ステーションを使ったこれまでにない高い精度の観測で、宇宙最大の謎の証拠を発見した可能性がある。暗黒物質の解明に向けて一歩進んだ成果といえる。
本来なら宇宙空間に極めて数が少ない「陽電子」を、理論の想定を上回って観測したのが根拠。ただチームは、ほかの天体が原因である可能性も否定しきれないとして、データを解析して見極める。
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