トップページ社会ニュース一覧試験操業でコウナゴ初出漁 福島
ニュース詳細

試験操業でコウナゴ初出漁 福島
3月29日 22時50分

試験操業でコウナゴ初出漁 福島
K10035509211_1303300005_1303300023.mp4

東京電力福島第一原発の事故のあと、福島県の相馬沖で魚の種類を限定して試験的に行われている漁で、29日から「コウナゴ」が対象に加わり、事故後初めて「コウナゴ」の水揚げが行われました。

福島県相馬市の松川浦漁港では、29日未明に出漁した52隻の小型船が午前9時ごろに戻ってきました。
相馬市沖では、原発事故の影響で漁が自粛され、去年6月から魚の種類を限定して試験的に漁が行われていますが、「コウナゴ」は、これまでの放射性物質の検査で安全が確保されため、29日から対象に加わりました。
水揚げのあと、「コウナゴ」は、生の状態とゆでた状態で、それぞれ放射性物質のサンプル検査が行われ、いずれも検出されなかったということで、今後、販売されるということです。
地元の漁協によりますと、相馬市沖の試験的な漁は、これまでは、タコやカニなど13種類の魚で、いずれも30キロ以上離れた沖合で行われてきましたが、「コウナゴ」は水深20メートルほどの沿岸近くの海域で行われるため、今後は、福島県の主力の小型船も漁を行えるということです。
地元の漁業者の今野智光さん(54)は「漁ができて、踊るような気持ちで、復興への第一歩を踏み出したと感じました。きちんと検査しているので安全だということを知って欲しいです」と話していました。

[関連ニュース]
k10013550921000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ