●1月から2月にかけ、海を望む今帰仁城跡、またその周辺には日本で最も早い桜(カンヒザクラ)が咲きます。桜は青空に映える緋色でやや控えめでうつむくかのように枝を飾ります。古城の風合いに早春の花咲く古道の散策がよく似合います。毎年1月下旬から2月上旬まで今帰仁城跡の桜祭りが開催され夜は美しくライトアップされます。>>イベント情報
●沖縄には昔から各地に馬場があり、農村における民俗行事や畜産奨励のための競馬などに利用されてきました。しかし、ほかの馬場は去る沖縄戦で破壊されたり、あるいは耕地や宅地になったりして元の形を失っており、昔から有名なこの仲原馬場だけが従時の面影を残しています。仲原馬場は幅約30m、長さ約250mの長方形になっています。その両側は約1mの高さに土を盛り上げ前面に石を積み、上部は芝生で被われた観覧席になっています。観覧席の枝振りの美しいリュウキュウマツ(琉球松)は、陽光をさえぎって快い憩いの場をつくり、また戦前まではアブシバレーのウマバラセー(競馬)の際に馬の係留にも利用されたりしました。