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福島・浪江町のストリートビュー公開3月28日 14時0分
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原発事故の避難区域になっている福島県浪江町の風景を、アメリカのIT企業「グーグル」がパノラマ撮影した「ストリートビュー」の画像が、28日からインターネットで公開されています。
「ストリートビュー」は、道路沿いの風景を360度パノラマ撮影し、インターネット上で見ることができるサービスです。
福島県浪江町が、原発事故からの復旧・復興がまだ遠い現状を全国の人に知ってもらいたいと、グーグルに要請し、避難区域の中では初めて、今月4日から町内で撮影が行われました。
当初、公開までには数か月かかるとされていましたが、会社側が準備を急ぎ、28日からインターネットで見られるようになりました。
このうち、町の中心部の商店街は、立ち入りが制限されていたため、震災の発生から2年がたっても崩れた建物がそのままになっていて、車や人通りもほとんどありません。また、津波で大きな被害を受けた沿岸部では、陸地に流されてきた漁船や、がれきを道路沿いに仮置きしている様子などが確認できます。
グーグルは「今後も原発事故で被害を受けた地域の姿を記録・公開し、被災地の復興につながるよう取り組んでいきたい」と話しています。
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