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“最高水準”の石炭火力発電所を視察4月3日 20時36分
茂木経済産業大臣は3日、横浜市にある発電効率の高さをうたった石炭火力発電所を視察したうえで、国際的な環境保全にもつながるとして、こうした発電所の輸出を政府が検討を進めている成長戦略の柱の1つに位置づける考えを示しました。
茂木経済産業大臣は3日、横浜市にある電源開発の「磯子火力発電所」を視察しました。
そして発電所の職員から、石炭火力発電所としては世界で最高水準の発電効率であるほか、大気汚染の原因となる窒素酸化物などの排出量もLNG=液化天然ガスによる火力発電と同じ程度に抑えられるなどと説明を受けました。
このあと茂木大臣は記者団に対して、「最高水準の石炭火力発電所を、中国やアメリカ、それにインドの石炭火力発電所と置き換えれば、日本の1年分に当たる二酸化炭素の排出量を削減できる」と述べたうえで、日本の石炭火力発電所の輸出を政府が検討を進めている成長戦略の柱の1つに位置づける考えを示しました。
一方、発電コストが安く安定的なエネルギーとされる石炭火力発電所を、国内で建設する際の環境アセスメントについて茂木大臣は、「過剰とは言わないが、いろいろな基準がある。複数のプロセスを同時に進めることなどで短縮できる」と述べ、新設や増設が容易となるよう、手続きにかかる時間の短縮化に向け、環境省との調整を急ぐ考えを示しました。
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