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旅行会社への処分 最大1.5倍に
4月3日 5時6分

旅行会社への処分 最大1.5倍に
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去年、中国の万里の長城などを歩くツアーの参加者が遭難し、死亡した事故を受けて、観光庁は、ツアー参加者が亡くなったり、違反を繰り返したりした場合、旅行会社に対する処分を厳しくし、業務停止の期間を最大で1.5倍とする方針を固めました。

去年11月、万里の長城などを歩くツアーに参加した3人が大雪で遭難して死亡した事故で、企画した東京の旅行会社は、この3年前に企画した北海道のツアー登山でも8人が死亡する遭難事故が起き、業務停止処分を受けていました。
観光庁は、当時の立ち入り検査や処分が不十分だったとして、検査方法を見直すとともに、処分を厳しくして再発を防ぐことにしています。
検討の結果、ツアー参加者が死亡するなどした場合や、5年以内に同じ違反を繰り返した場合、それに複数の違反が見つかった場合には、業務停止の期間を最大で1.5倍とする方針を固めました。
業務停止の期間は、違反した内容に応じて6日から60日となっていて、複数の違反があれば、現在は単純に足しあげ、60日以上になると、原則、旅行業の登録が取り消されます。
これを1.5倍とすることで、足しあげた日数が40日でも登録が取り消されることになります。
観光庁は、今後、一般から意見を募集したうえで、大型連休が始まる今月下旬には適用を始めたいとしています。

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