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蔡温松2本折れる/各地で文化財、史跡に被害 2002年9月7日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 
  台風16号の風雨によって文化財にも被害が出ているが、新たに県指定史跡の今帰仁村仲原馬場の樹齢250-60年になる蔡温松2本が根元近くから折れたほか、県指定民俗文化財の伊平屋村我喜屋、島尻の両「神あしあげ(アシャギ)」のわらぶき屋根が破損、渡名喜村の伝統的建造物群も一部浸水していることが6日、県教育委員会の調査で分かった。
  倒木した蔡温松は幹の太さが40センチメートルから50センチメートルほどで高さは約10メートル。2本とも幹の中心は空洞となっていた。これまでに倒木しそうな松には支柱を施していたが、今回折れた松には支柱がなかった。仲原馬場は、いにしえの沖縄の馬場形式を残した唯一のもので、民俗行事や畜産奨励の競馬場として造られ、1959年に史跡に指定された。
  県教委文化課は「蔡温松への補強が必要かどうか調査したい」と話している。
  また、県指定文化財の那覇市首里金城町の石畳崩落については、「道をふさぐなど住民生活に影響を与えているので、早急に対応しないといけない。石垣も崩れた石を使って復元したい」と話している。崩れ落ちた石垣は、7日に撤去される予定。
 


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