風疹の患者数の推移
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【森本未紀】風疹の大流行が続いている。今年、国内で報告された患者が3月27日現在で2418人に上り、過去5年間で最も流行した昨年の患者数2353人を超えた。国立感染症研究所が2日、発表した。
2月下旬以降、週300人ペースの発生。都道府県別では、東京都が1025人と最多で全体の半数近くを占め、神奈川県で339人、千葉県で191人と続いた。近畿も多く、大阪府は174人、兵庫県134人となっている。
妊婦が妊娠初期に感染すると、赤ちゃんの目や心臓に障害が出ることがある先天性風疹症候群も、昨年10月以降で7人の患者が報告されている。東京都でも新たに1人が報告されたという。