聖コルベの娘―マリアを通してイエズスへ―

＞今年の8月22日は日本が韓国を併合し朝鮮半島を植民地化した「韓国併合」条約締結100年にあたります。この歴史の大切な節目に、私たちカトリック教会の責任を含め、日本の植民地政策がどのようなものであったか、それが人々をどう傷つけてしまったのかを真摯に振り返ることが大切です。
実際にはどうなのでしょうか？


日本が併合した当時、
朝鮮半島には奴隷制度が根強く残っていました
それを完全に廃止したのは、日本です

当時、実に3分の１の人が、奴隷：奴婢や白丁（ﾍﾟｸﾁｮﾝ）でした
身分は代々受け継がれ、姓名もなければ
殺しても罪に問われないと言った酷い差別状態でした

特に最下層のペクチョンと呼ばれた人たちは
人間と見なされないような酷い扱いを受けていました



日本姓を強要したと言われていますが、大嘘です

統一協会の文鮮明の一家は改名していませんしね
両班と言われた、支配階級の人たちは
理由もなく改名などしていません

これは、一つには、満州で仕事をしようとした人たちが
朝鮮名だと満州人から見下されるので
わざわざ願い出て、日本名を名乗ったことが知られています

また、被差別民であった奴隷の人たちが
姓を付けるにあたって
日本の姓を付けることを望んだこともあるようです
少しでも上の立場に立つことを求めたのでしょう



さて、李王朝は内部の権力争いに終止をして
国民のことなど眼中にありませんでした

この点で、国の繁栄、五穀豊穣を願ってこられた
「天皇」と全く異なります

日本人にとって、天皇陛下は、国民の誇りです

天皇家は、併合後も李王朝を敬意をもって接しました
ゆえに、旧宮家から嫁がれています
満州国の皇帝　溥儀に対しても、宮家から嫁がれています

西欧の国で、植民地の王家などに嫁いだりなどしていません

ここでも「植民地」扱いではないのは明らかです

天皇は常に相手を尊重して
平和裏にことを納めることを願ってました


さて、併合時には、半島では何百年も人口は増えていませんでした

漢方薬など、朝鮮半島にはいっぱいあったと思われているようですが
朝鮮半島で行われていたのは、民間療法にも至らないような
呪術による療法が盛んに行われていたのです

日本の医療が導入され、呪術療法が排除され
人口増加の１つの要素となりました

また、当時、地主は、儒教の教えに従って
奴隷をこき使うばかりで、土壌改良や作物研究などは
ほとんど行われていませんでした

日本の併合で、奴隷制度は廃止され
働かない地主は土地を手放し、
日本人がそれを購入し、治水などを整備し
その土地にあった作物の農業技術導入
作物の販路開拓などをしていき
朝鮮半島は富んでいき、人口も増えたのです

日本統治1910年には13,128,780人だったのが
１９44年には25,120,174人に
34年間でほぼ倍になっています

朝鮮半島の人たちが言うような搾取が行われていたなら
これほどまでの人口の伸びはありません

ここには、移住した日本人は入っていませんし
満州に移住した朝鮮の人たちも入っていないので
実際には、もっと人口は多いのです

不衛生なために毎年のように発生していた伝染病も
上下水道施設などを整備し、住環境、衛生環境も整備され
工場も建設して繁栄していったのです



この間に、日本本土には半島から移住することは
禁じられていましたが、
どんどんと違法に上陸していったのです

「私たちは日本人に土地を奪われて日本に来た」
と、言う人がいますが、日本に渡ってきたのは
奴隷制度が廃止されても根強く残る差別を逃れてきた
牛の屠殺業者や皮なめしの白丁の人たちや
経営に失敗した人たちです

そのために、生活習慣も本土とは格段に異なり
清潔好きの日本人からは嫌われたのは容易に想像できます
言葉も十分に通じないことから
職業選択も容易でなかったはずです

ある者は、従来からの牛の屠殺業者や皮なめしの職に就き
ある者は、一攫千金を夢見て
過酷な労働ゆえ高賃金の鉱山労働に就いたのです



ハングル語も奪ったわけではなく
日本語とハングル語を併記した教科書が使われていました
日本語を習いたいと言ったのは、現地の人たちでした
自分たちのステータスをあげるために・・・

日本に違法に渡ってきた人たちの日本語能力を見れば
ハングル語を奪ったなどというのは真っ赤な嘘とわかります

本当にハングル語を奪ったのならば
少なくとも日本語も、ハングル語と同じレベルでなくては・・・

在日1世には、未だに日本語が満足にできない人が多いのです

学校などまともになかったところに、学校も建て
日本国民として全員が
最低限の教育を受けられるようにしたのです



また、神社拝礼をさせられ
信教の自由はなかったように言われてていますが
儒教や仏教、キリスト教など自由でした

ただ、邪淫な団体（統一協会の前身）等が
規制されたのは当然のことです

第２次世界大戦中も、規制されることなく
教会の数は増えていったほどでした


さて、今年は安重根の事件から100年ということで
今年の春には、谷司教、高見大司教引率による
団体が、安重根処刑の地に詣でました

私は「巡礼団」と呼ぶにふさわしくないと思いますので
これを「巡礼団」とは、あえて呼びません

そこで、何をしてきたのでしょうか？
カトリックの団体として・・・

韓国の団体は、伊藤博文暗殺を謝罪し
和解を願って来たのでしょうか？

伊藤博文は、日本の初代首相で
軍人ではありませんでした

それを、狙撃して殺した安重根

当時のパリ・ミッション会の司教は
破門に値するとして、秘跡などを禁じています

しかし、当時、忍んで行って
秘跡を授けた韓国人司祭がいたとか・・・

これも、教区長への従順の誓いを破ってます

今とは比べ物にならないほど
この従順の誓いは重かったはずなのに・・・

カトリックでは、人殺しを認めていますか？

正当防衛と戦争のときのみ例外となりますが
伊藤博文は武器を持っていませんでした
戦争中でもありませんでした

ゆえに、安重根は、
「殺人犯」今でいう「テロリスト」なのです

それを、韓国の政府は、「義挙」と賛美します

しかし、韓国カトリック教会においては
そうであってはならないはずです

なのに、韓国カトリック教会は
安重根を義挙の人として顕彰します

安重根は天主の十戒に反する「殺人犯」なのです

その人を顕彰するために集まるカトリック信者は、異常です


日本が併合せずに
ロシアや中国の支配下に置かれたら
人口は増えるどころか
ほとんどが奴隷にされていたかも・・・

社会資本なんて、何も整備せず
搾取あるのみだったでしょうに

当時、李王朝には国を治める能力はなく
権力争いに終始した　その王朝を恨むべきですね

だから、李王朝を再興することなく潰してしまったのでしょうか？
韓国は共産主義国ではないのに・・・


かつて、前教皇ヨハネ・パウロ2世は
ポーランドの教区長であったときに
まだ感情的わだかまりをを抱えるドイツの教会に対して
謙遜にポーランド人としての非礼を詫び
それに驚いたドイツのカトリック教会が全面的に過去を謝罪し
両国のカトリック教会がわだかまりを捨て
大きな信頼関係構築に至ったことがありました

日本のカトリック教会は謝罪が大好きで
自国の歴史を歪めても、謝罪して
謙遜さを売りにしてご満悦なんでしょうか？


私はこのことについて、日本の国の歴史を欺き
日本人の神経を逆なでしているか
駐日大使閣下にお手紙を差し上げました

日本は宣教地です
宣教地において、教義に反してまで
隣国におもねることは、大きな宣教の妨げになります


日本の司教方は、
「そろそろ、あなた方も大人になって
自国の歴史をちゃんと見直しなさい」
と、言っていただきたいものです

真の信頼関係を構築するためには
虚偽の歴史の上には築けないことを
双方ともに認識すべきです