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【サッカー】

浦和“おじさんパワー”で勝つ

2013年4月3日 紙面から

 浦和は3日、ACL1次リーグのホーム・全北戦(埼玉)に臨む。2日の公式練習では33歳のDF坪井慶介を筆頭にMF平川忠亮(33)、MF鈴木啓太(31)、MF阿部勇樹(31)ら30代のベテラン6人が主力組に入って最終調整。勝負の世界を熟知する実力者たちがホットなライバル決戦をクールに制する。

 歳を重ねても、気は若い。ホーム戦、しかも相手は因縁の韓国勢だ。だが、坪井は「いつも通り。僕にできることが数多くあるとは思っていない」と自然体の流儀を貫徹する考え。柏時代の昨季ACL・全北戦でゴールを奪った31歳の新加入DF那須は「(30代は)伸び盛り。フィジカルコンディションは20代より良い感触がある」と冗舌に語り、「経験値があるから舞い上がることはない」とさらりと言った。

 日韓対決とあって、「ハードなプレーが多くなるのは間違いない」と坪井。ピッチ上では削り合いのバトルが必至だ。ただ、心は熱く、頭はクールに−が経験から導く大原則。坪井は「どんな状況になっても冷静に戦う」と話し、那須は「いかなる状況にも対応してくれるので心強い」と、勝利の鍵を握る“おじさん6人衆”に全幅の信頼を寄せていた。 (松岡祐司)

 

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