蹴球探訪
金持ちクラブが勝てない Jの特殊性(3月1日)
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【大リーグ】球児、日本人初の初登板初セーブ わずか2球で衝撃デビュー2013年4月3日 紙面から ◇カブス3−1パイレーツ生まれ変わった藤川が新たな舞台で大仕事をやってのけた。守護神マーマルの乱調で、長打が出れば同点という2点リードの9回2死一、二塁。ピッツバーグの青空に映える真っ青な帽子の藤川が駆け足でマウンドへ。メジャーで初めて対峙(たいじ)するのは、球宴選出3度の強打マーティンだ。初球は外角低めのカットボール。2球目は内角を狙った89マイル(約143キロ)のツーシームが真ん中に入ったが、球威で勝り平凡な中飛。打球の行方を確認した背番号11は、右手でグラブを一度たたくと、拳を大きく振り下ろすガッツポーズまで見せた。 「うれしい。試合を終わらせたことにはホッとした」。時事電によれば、球団10年ぶり、過去にセーブを挙げた日本人投手17人が誰も成し遂げられなかったメジャー初登板の初セーブを達成した右腕は、素直に喜んだ。 まさに“新生・球児”だった。カットボールもツーシームも日本では使わなかった球種だ。「それだけ違う野球をするということ。こっちに来て成功している選手はみんな変化している。自分もその準備をしてきている」と、32歳にして貪欲に進化しようとしている。 日本では興味がなかったというウイニングボールも、この日は初めて受け取り、大切にバッグにしまった。「ちょっとこれはもらおうかな、と。こっち(大リーグ)は僕の中では特別」。舞台と投球、習慣さえも一新し、次に目指すは“小熊(カブス)”の守護神だ。 PR情報
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