巨人の矢野(左)と2000安打まで「あと3本」をアピールするDeNAのラミレス=横浜スタジアムで(沢田将人撮影)
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2000安打にあと3に迫ったDeNAのアレックス・ラミレス外野手(38)が、地元開幕となる巨人戦での大台達成に意欲を見せた。
2日は雨で流れたが、まだ2試合ある。「巨人戦で打てるように全力を尽くす。2000安打目はタイムリーがいい。バントでセーフになるのもありだね」。適時打でチームに貢献、またはあっと驚くバント安打をイメージした。ただし、達成時にお得意のパフォーマンスを披露するかは未定。「泣こうかな。古田(敦也)さんの引退のときに、泣いたことがあるけどね」としんみりする予感も口にした。
中日との開幕3連戦で11打数4安打、打率3割6分4厘、2打点。「ナゴヤドームではヒットを量産するのは難しいと思っていたのでよかった」。残り3本で巨人戦を迎えたことを喜ぶ。この日の中止には肩透かしを食らったが、すぐに気持ちを切り替えた。「メジャーでは晴れるまで何時間も待つ。だから来日1年目は戸惑ったけど、今は雨での中止には慣れた。毎日、中止、OKよ」。早々と決定し、骨休めのできる流れは悪くない。
中畑監督が「巨人を倒さない限り、DeNAの浮上はない」と話していることに納得する。「監督が言う通り。勝つことを頭に入れたい」。2000安打目が勝利に貢献する一打になれば、最高だ。 (後藤慎一)
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