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【プレイバック芸能スキャンダル史】

長渕剛と入籍、極秘挙式した志穂美悦子

【芸能】

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2013年2月28日 掲載
<1987年8月>

 千葉真一が率いるJAC初の女優。「女ブルース・リー」といわれ、アクションスターとして活躍した志穂美悦子。しかし、87年8月に1歳年下の長渕剛と結婚、31歳で芸能界から引退した。

 きっかけはTBSのドラマ「親子ゲーム」でラーメン屋夫婦を演じたこと。

 ドラマでは2人の演じる壮絶な夫婦ゲンカが売り物となっていたが、86年6月、撮影中に志穂美が骨折するアクシデントが起きる。2人が口論からもみ合いとなるシーンで、志穂美の手がテーブルにぶつかり、左手小指の付け根が真っ二つに折れてしまったのだ。そして、病院に向かう志穂美に長渕が付き添ったことが付き合うきっかけになったというから何が幸いするか分からない。

 事故から3カ月後の9月16日、長渕のマンションから朝帰りする志穂美の姿が写真誌にキャッチされた。この時は「熱が38度も出ちゃって、彼女はぼくを必死に看病してくれました」と長渕は親密交際を否定した。

 だが、その1カ月後には共演する映画「男はつらいよ・幸福の青い鳥」の製作発表会見で長渕は「盛り上がれば結婚ということになるだろうし」と一転、交際を認める発言。志穂美も「私たちの交際はみなさんに隠れてコソコソするようなものではありませんし、いつも堂々と付き合っていたいと思っています」と答えた。

 結婚秒読みとみられていた2人の入籍は87年8月29日。

 仕事の都合で会見は別々だったが、入籍2日前の27日に会見した長渕は「3日前に婚姻届を“出しといてくれ”とスタッフに渡しました」と間もなくの入籍をぶっきらぼうな調子で報告、5分ほどで終了した。

 一方、志穂美は翌28日の会見で「きのうの彼は……悪気じゃないのでどうか誤解しないように」とフォロー。「彼のステージを早く彼の子供にも見せてあげたい。だから早く子供を産みたい」とのろけ、「クセのある男なので専業主婦したい」と仕事を大幅にセーブする意向も示した。

 当初、挙式を考えていなかった長渕だが、初婚である志穂美の希望で式だけは挙げることに。志穂美は「芸能人としてでなく、普通の人としてひっそりと」行いたいと9月17日、千葉真一が修行した寺の近くにある奈良県天川村の天河大弁財天社で極秘挙式した。

 天河弁天は勝新太郎や沢田研二もお参りにいったという芸能の神様。大阪からは3時間、最寄り駅からもタクシーで40分もかかる標高620メートルの山奥にある。早朝7時から始まった式に参列したのは双方の両親と親しい知人だけ。地元の人たちからも気付かれないまま、式は1時間ほどで終わった。

 入籍時に志穂美の妊娠もウワサされたが、マスコミの予想通り、翌88年3月、志穂美は長女を授かった。その後、長男、次男と出産した志穂美は惜しまれながら芸能活動を休止した。

 子供たちは長女、長男は芸能界に、次男はレーシングドライバーとして活動中だ。

◇1987年8月 7日、臨教審最終答申で国歌・国旗尊重提唱。同日、岸信介元総理死去。90歳。20日、マガジンハウスが月刊「平凡」と「週刊平凡」の休刊を発表。30日、ローマ世界陸上100メートルでベン・ジョンソンが9秒83で優勝も、後のドーピング事件で記録剥奪。
~2013年2月28日以前の記事~

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