雨の中、練習する巨人の杉内。プロ入り以来、シーズン初戦は負けなしの11試合8勝を挙げている=横浜スタジアムで(佐藤哲紀撮影)
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不敗神話は終わらせない。3日のDeNA戦(横浜)に今季初登板初先発する巨人の杉内俊哉投手(32)はプロ入り以来、シーズン初戦は負けなしの8勝。12年目を迎えた今季も白星発進でチームを開幕ダッシュに導く。
杉内は初戦にめっぽう強い。ルーキーだった2002年4月1日のロッテ戦(福岡ドーム)でプロ初登板初勝利を挙げて以来、11年間不敗。巨人移籍1年目の昨年も4月1日のヤクルト戦(東京ドーム)で好投。7回途中まで投げ2失点で移籍後初勝利をマークした。
「大事にしているというか、全試合勝つつもりで投げている。その気持ちは変わらないですね」
初戦の相性についてそう語った杉内だが、毎年好スタートを決められるのは卓越した調整能力を持っている証し。WBCに出場した06年、09年も無敗を守っており、3大会連続出場を果たした今季も仕上がりに不安はなさそうだ。
午後2時に早々と雨天中止が決まったこの日は室内ブルペンでのキャッチボールやランニングで調整。小雨が降る中、外野グラウンドでダッシュも繰り返し、しっかりと調整した。DeNA戦は昨季2試合で0勝1敗、防御率2・63とさほど相性は良くないが「ワクワクしている。投げていく基本は同じだし、コースをしっかりついていく」と杉内。今季も自然体でスタートダッシュを決める。 (臼杵秀之)
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