同点の九回から登板した新守護神・久保(撮影・森本幸一)【拡大】
(セ・リーグ、阪神4x-3中日、1回戦、阪神1勝、2日、京セラドーム大阪)京セラドームのマウンドではなくベンチで勝利の瞬間を見届けた。今季から虎の守護神に任命された久保が、2試合目にして、初セーブではなく初勝利を挙げた。
「リードしている展開と違って同点だったし、先発と同じ感覚で投げました。チームが勝つのは一番ですね」
同点の九回にマウンドへ。二死をとったあと一発のある平田を警戒するあまりに四球で歩かせた。「球数が多かったことは、山口投手コーチから言われました」。続く田島のバットは空を切らせた。打者4人に27球を費やしたことを猛省したが、中西投手コーチは「直球のスピードも148キロ出ていたし(これまでで)一番よかったよ」。3月に体調不良で調整が遅れ、オープン戦でも結果を残せず周囲をヤキモキさせた。3月29日のヤクルトとの開幕戦(神宮)は九回に登板し無失点に抑えたが、2安打されただけに首脳陣も一安心だ。