ピンクのミニスカ・ユニホームで決めた聖子【拡大】
2戦連続無得点の打線を活発化させるため、「アウトになってもいいから積極的にいけ」と“足攻”指令を出していた。結果、大和とマートンが今季初盗塁を決め、福留の激走も生まれた。
ホーム開幕戦に加え、この情熱タクトを呼ぶ存在があった。始球式をつとめた歌手の松田聖子だった。現役時代からディナーショーに駆けつけるほどの大ファンで、試合前に緊張の対面。ピンクのユニホームをプレゼントすると、室内ブルペンではキャッチボールの相手もつとめた。
勝利の女神となった永遠のアイドル。そのビーナスのボールを捕球し、握手までしたベテランに「藤井の野郎、長いことしゃべりやがってぇ!」と和田監督は眉をつり上げた。冷静な指揮官の、むき出しにした嫉妬心に報道陣も爆笑した。西岡をはじめ、そんな明るい雰囲気が今年は充満している。2年目の和田虎は、やはり違う。 (栃山 直樹)
(紙面から)