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三陸鉄道南リアス線 2年ぶりの復活4月3日 12時32分
東日本大震災で線路などが津波に流され運転できなくなっていた岩手県の三陸鉄道南リアス線が、大船渡市の一部の区間で3日から運転を再開し、地元の利用者や鉄道ファンが2年ぶりの復活を祝いました。
岩手県の大船渡市と釜石市を結ぶ三陸鉄道南リアス線は、おととしの津波でレールや鉄橋などが流され、36キロ余りの全線で不通になっていましたが、復旧工事が完了した大船渡市の盛駅と吉浜駅の間の21.6キロの区間で、3日から運転を再開しました。
運転の再開を祝う記念の列車が出発する盛駅に朝早くから地元の利用者や鉄道ファンなどが大勢集まり、ホームに列車が到着すると、車両をじっくり眺めたり、写真を撮影したりしていました。
そして、事前に応募し抽せんで選ばれた88人と招待客が、記念乗車券を受け取って列車に乗り込み、午前9時48分に1番列車が警笛を鳴らしながら出発しました。
3日は、無料の特別列車がさらに2本運転され、4日からは震災前より5往復少ない1日7往復を運転します。
三陸鉄道では、現在も不通になっている吉浜駅から釜石駅までの残る15キロの区間は、来年4月の運転再開を目指しています。
1番列車に乗車した地元の女性は、「買い物など、どこに行くにも不便だったので、ありがたいです。交通が便利になって、復興のスピードがさらに上がってほしいです」と話していました。
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