NHK山形県のニュース　山形放送局

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山大が不祥事再発防止策を発表

学生などが逮捕される不祥事が相次いだ山形大学は、学生たちに社会のルールを学ばせる特別講義を開設することなど、再発防止策をまとめました。
山形大学は、昨年度、学生ら１０人が警察に逮捕された事態を受け、ことし２月から作業チームを立ち上げて問題の背景を分析するとともに再発防止策を検討してきました。
大学は、２日開いた記者会見で検討結果を明らかにし、平成１６年度以降、逮捕されるなどした学生のうち１１人のケースについて分析した結果を発表しました。
それによりますと、このうち９人の学生が、授業の課題の提出期限を守らなかったり、安易にうそをついたりする傾向があったこと。７人の学生が「自分の行動が犯罪に結びつくとは思わなかった」と答えるなど、結果を予測して行動する力が欠けていたことがわかりました。
この結果を受けて大学は、当面の対策として、グループ学習や大学以外の人たちとの交流を通して社会のルールを学ぶ特別講義を開設することやこれまで大学として定めていなかった学生の懲戒に関する具体的な規定を今年度から設けたことを明らかにしました。
再発防止策の検討にあたった小山清人副学長は「社会のルールを家庭や義務教育で身につけていない学生が増えている実態が分かったので指導、教育を強化して予防に努めたい」と話しています。

04月02日　17時22分

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