広島が早くも勝利の女神から見放されてしまった。2日のヤクルト戦(マツダ)は先発の大竹が粘り強い投球で7回1失点と結果を残した。ところが、打線は再三の好機に拙攻を繰り返し、好投するベテラン右腕を見殺し。ふがいない打線に引きずられるように、9回には2番手の福井が追加点を奪われ、反撃も及ばなかった。赤ヘルは引き分けを挟み開幕3連敗で、今季はいまだに勝ち星なし。このままでは早々と最下位が確定しそうだ。
地元開幕戦での今季初勝利に燃える大竹が気迫の投球を披露した。初回にミレッジの適時打で先制点を献上したが、これで目覚めた。2回以降は持ち前の粘り腰を発揮。2、4、5回と得点圏に走者を許したものの、コーナーをつく丁寧な投球でピンチをしのぎ、味方の援護を待った。
昨季は右肩痛から見事に復活したが、開幕直後は手探りでの投球が続いた。今季は「上を見たらキリがないが予定していたことはしっかりとできた」と万全に近い状態で開幕を迎えることに成功。昨年のキャンプから始めた「野球ノート」は今も継続中だ。練習内容や体の状態などを詳細に書き込み、何か問題があればこれまで書いてきたものを読み返して調整の参考にしてきた。
母校の快進撃も刺激になった。浦和学院がセンバツで初めて決勝に進出。後輩たちの活躍に「励みにして頑張りたい」と話していたが、それに負けない奮闘ぶり。結局この日は7回124球を投げ1失点と見事な結果を残した。
「初回に先制点を与えたのは反省点。そのあと走者を背負いながらもゼロに抑えられたのはよかった」
そんな大竹の力投に打線が応えきれなかった。毎回のように得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ないタイムリー欠乏症に陥った。8回にはエルドレッド、ルイスの連打と梵の四球で一死満塁。ここで野村監督は代打・前田智をコール。スタンドはこの日一番の盛り上がりを見せたが、結果は力のない中飛。代打・松山も二ゴロに倒れ、球場は大きなため息に包まれた。
9回には福井が一死満塁から上田に走者一掃の三塁打を許すとミレッジにも適時打され4失点。その裏、一死一、二塁から広瀬の3ランで追い上げたが届かず3連敗。このままでは春より先に、今季の赤ヘルのペナントレースは終了してしまいそうだ。
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