トップ > ノンセクション > 社会 > 抗日戦争ドラマを批判した2つの事情

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

抗日戦争ドラマを批判した2つの事情
2013年04月02日 16時00分

 3月29日付の中国共産党機関紙「人民日報」は、抗日戦争をテーマにした中国のテレビドラマが過度に商業化し、暴力をあおっているなどと批判する評論記事を掲載した。

 記事は、女性兵士が空中に跳び上がって矢を放ち、数十人の日本兵を殺害するなどの抗日ドラマが娯楽番組化していることに「ピントの外れたでっち上げで浅はかな見方を強めている。『民族の大義』を盾にするが、実際は小ずるい商業上の計算がある」と批判した。

 確かに抗日戦争ドラマはエスカレートする一方だ。日本兵を無能なひきょう者として描き、たった1人の農民がカンフーで100人以上の日本兵を惨殺するパターンが多い。中国では厳禁のお色気シーンも「日本兵が中国娘を陵辱するシーンを描くことで、いかに日本兵が残虐かを描写する」という名目で許されてきた。

 ジャーナリストの南郷大氏は「共産党による様々な締め付けがあるテレビの制作現場では、視聴率が稼げて、政府の検閲にも引っかかりにくい抗日戦争ドラマは人気。年間200本以上も作られ、制作会社間の競争が激しくなり、暴力も性描写もエスカレートした。エロシーンは風紀を乱すので、共産党教育宣伝部が介入したんでしょう」と語る。

 さらに現地の日本企業の中国離れも背景にある。パナソニックは中国で唯一運営していたショールーム「松下北京展庁」を18日に閉鎖。先月には第一生命保険が中国進出中止を発表した。南郷氏は「昨年の反日デモで日本企業を襲撃するデモ隊が出たように、反日感情は高まっている。日本企業が中国から逃げ出し、共産党も慌てているのでしょう」とみている。




ピックアップ
「アニメコンテンツエキスポ2013」美女ギャラリー
3月30日、31日に千葉・幕張メッセで開催された「アニメコンテンツエキスポ2013」で会場の華となっていた各ブースの美女たちを一挙紹介!

「キング オブ プロレスリング」で東スポ杯開催!!
時は来た。ブシロードから発売されているネット対戦型トレーディングカードゲーム「キング オブ プロレスリング」 の第6回公式リーグで「東スポ杯」(3月29日午前6時から4月2日午後10時までの5日間)の開催が決定した。

「プロが選ぶアイドルDVD賞」
「本屋大賞」「CDショップ大賞」などプロが選ぶ賞が注目を浴びる中、アイドルDVDにもついに賞が誕生。アイドルDVDのプロたちが売り上げやアイドルの性格、さらにイベントの様子などから2012年最もDVDで輝いたMVPアイドルを選んだ。

みこすり半劇場
04月03日更新

東スポ動画
24日、立川競輪場で開催された「第66回日本選手権競輪」(GⅠ)決勝は、“魂の男”村上義弘(38)が優勝し、2度目のダービー制覇を成し遂げた。興奮冷めやらぬレース直後の村上を直撃した。
注目コンテンツ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。

便利帳として使えるような、いろいろなコンテンツ・情報を提供します。