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相撲協会 蒼国来の土俵復帰認める方針4月3日 5時55分
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日本相撲協会は、八百長問題で解雇処分とした元幕内の蒼国来について、先月、東京地方裁判所で解雇を無効とする判決が出たことを受けて、3日、臨時の理事会を開き、控訴の断念と、蒼国来の土俵への復帰を認める方針です。
元幕内の蒼国来は、十両での取組で八百長に関与したとして、おととし4月に相撲協会から引退勧告を受け、その後、解雇処分となっていました。
蒼国来は一貫して八百長を否定し、相撲協会に対して土俵への復帰を求める訴えを起こし、先月、東京地方裁判所は「問題とされた取り組みが、いわゆる『無気力相撲』と認めることはできない」と指摘し、解雇を無効として、幕内力士の地位にあることを認めました。
判決を受けて相撲協会は対応を検討してきましたが、関係者によりますと、「判決を覆す新たな証拠を出すことは困難」と判断したということで、3日に開く臨時の理事会で、控訴の断念と蒼国来の土俵への復帰を認める方針です。
十両以上の力士がいったん土俵を離れたあと復帰が認められるのは極めて異例です。
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