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外務省から内閣情報調査室へ出向の50歳キャリア自殺

 東京都渋谷区恵比寿南3丁目にあるマンション一室の風呂場で1日午前7時50分ごろ、内閣情報調査室内閣参事官の男性(50)が倒れているのを119番で駆け付けた救急隊員が見つけ、間もなく死亡が確認された。練炭がたかれた跡が見つかり、警視庁渋谷署は男性が自殺したとみて、死因などを調べている。渋谷署によると、男性は母親と同居していたとみられ、部屋には「中に入らないでください。死んでいます」との置き手紙があった。

 男性は外務省のキャリア官僚。同省では国際情報統括官組織の国際情報官などを歴任。同省には北米、欧州、中東アフリカなど5つの地域局があり、ここが在外公館から情報を得て政策に反映させているが、国際情報統括官組織はこれらの政策判断から距離をおいて、別の角度から国際情勢を客観的、総合的に分析している。男性は同省から内閣情報調査室(内調)に出向中だった。

 内調は内閣官房の情報機関。経済や外交など重要政策に関する国内外の情報の収集や分析、調査を担当する。総務、国内、国際、経済の4部門と内閣情報集約センター、衛星画像を収集、分析する内閣衛星情報センターで分担する。外務省のほか、警察庁や防衛省、公安調査庁などからの出向者が多くを占めている。

[ 2013年4月2日 06:00 ]

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