矯正施設から保護観察付きで仮釈放された元受刑者を一定期間預かり、就労・生活などを通じて社会復帰を後押ししている法務省保護局所管の更生保護法人施設、善隣厚生会の新理事長にこのほど、李秀夫さん(保護司、民団中央本部副議長、写真)が就任した。李さんが真っ先に取り組んでいるのは、元受刑者を労働力として受け入れてくれる協力企業の拡大だ。これは1日も早く社会復帰していくうえで欠かせないという。 さらに、老朽化した施設の建て替えと、その建て替えを近隣住民に理解してもらうための作業も並行して進めている。 善隣厚生会の前身は48年9月設立の「社団法人在日大韓人厚生会」。96年から厚生事業経営認可を受け、常時、最大20人まで預かっている。 (2012.7.4 民団新聞) |