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米 シェールガス開発会社が破産法申請4月2日 13時34分
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新しい天然ガス「シェールガス」のブームに沸くアメリカで、生産量の急増による価格の低下で経営に行き詰まった開発会社が、連邦破産法11条の適用申請に追い込まれました。
この会社はアメリカ南部オクラホマ州に本社があるシェールガスの開発会社「GMXリソーシズ」で、1日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を裁判所に申請しました。
負債総額は日本円でおよそ420億円でニューヨーク証券取引所への上場は廃止される見通しです。
アメリカでは、地下数千メートルにある固い岩盤の層に閉じ込められている天然ガス「シェールガス」を地中から取り出す技術が世界に先がけて確立され、割安な天然ガスの生産量の急増が、製造業や化学産業に活況をもたらしています。
しかし天然ガスの価格はピーク時の3分の1以下にまで低下し、ガスの掘削を手がける生産者の経営が悪化していました。
アメリカでは生産者の多くがシェールガスよりも採算が見込まれるシェールオイルの開発に移行していますが、今回のように対応が遅れ、連邦破産法の適用申請に追い込まれるケースも出始めています。
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