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大河ドラマ「平清盛」
第48回「幻の都」

2012/12/07up

4クライマックス特集 第1弾
クランクアップセレモニー

大河ドラマ「平清盛」の放送も、残すところあと3回となった。
そこで、「平清盛」クライマックス特集を掲載。
今回は、最終収録の後に行われた
「クランクアップセレモニー」の模様を紹介。
主演・松山ケンイチの“最後の”メッセージを伝える。

 10月26日、午後2時すぎ。NHK放送センターの収録スタジオでは、大河ドラマ「平清盛」の最終収録が行われていた。ほとんどのキャストがすでに収録を終え、この日の出演者は松山ケンイチのみ。その松山も、1年2か月あまり演じてきた清盛の集大成を迎えようとしていた。
 ほどなく、スタジオの中から、「はい、OK!」「お疲れさまでした~!!」という声が聞こえてくると、周りのスタッフにあいさつしながら、ふん装姿の松山が出てきた。全ての収録が終わったのだ。安堵(あんど)と名残惜しさが混じった様子で、談笑する松山とスタッフたち。張りつめていた空気が一気にゆるんだ。
 午後2時50分。収録スタジオからは機材が撤収され、あっという間に記者会見場に様変わりしていた。10分後に、クランクアップセレモニーが始まる。
 会場正面には、みやびな大幕が張られ、赤い大きな花飾りが立てられて、まるで劇中の宴(うたげ)を思わせる雰囲気。そこに大勢の報道陣がつめかけ、主役の登場を待ちわびている。
 午後3時。「平清盛」のオープニングテーマとともに、グレーのスーツを身にまとった松山ケンイチが登場。冒頭に、これまでの清盛の名ぜりふ・名シーンを5分間にまとめた「平清盛ダイジェスト」VTRが流れる。松山は少してれながらも、万感胸に迫るといった様子で映像を見つめる。その表情は、すっかり20代の青年に戻っていて、劇中の“独裁者・清盛”の片りんはどこにもない。あまりの変わりように、松山ケンイチという俳優の底力を見せつけられたような気がした。
 くす玉割りと松山のあいさつの後には、ちょっとしたサプライズが。共演者たちが花束を手に登場したのだ。駆けつけたのは、平盛国役の上川隆也、源頼朝役の岡田将生、平重盛役の窪田正孝、平宗盛役の石黒英雄。この4人が、かわるがわる松山に花束を贈呈。大柄な松山も、さすがに花束を抱えきれずにあせり、その姿に会場の記者たちからも笑いがこぼれる。ゲスト4人は口々に、松山とともに歩んだ日々を振り返り、会場はあたたかい空気に包まれた。
 写真撮影と記者会見を経て、「平清盛」は無事クランクアップに。オンエアもあと3回! 物語は“平家の終えん”をにおわせているが、平清盛は、私たちに何を伝えてくれるのか!? 最後まで見届けてほしい。

 

 

松山君の“素の顔”を
今初めて見ました。

平盛国役・上川隆也
「ドラマのダイジェストを見ている様子をモニター越しに見て、これが松山ケンイチの素の顔なんだと初めて知りました。この1年2か月、松山君がどれだけ清盛という役に入り込んでいたのかを思い知らされた気がします」

 

松山さんの芝居への
こだわりが大好きです。

平宗盛役・石黒英雄
「今回初めて共演させていただいてわかったことは、僕は松山さんの芝居へのこだわり、清盛へのこだわりが大好きだということです。役者として大きな刺激をいただきました」

 

全てを背負う
清盛の姿に
刺激を受けました。

源頼朝役・岡田将生
「ナレーションとして1年間松山さん演じる清盛を見続け、全てを背負った姿に刺激を受けました。頼朝の父は義朝ですが、僕は清盛も父として見ていました。それだけ、全てを包んでくれる大きな存在です」

 

目を見たら
喰われちゃうほどの
迫力がありました。

平重盛役・窪田正孝
「初めての共演シーンは、父上に長ぜりふを言うシーンでした。松山さんの存在は大きく、緊張で声が震え、目を見たら“喰(く)われちゃう”と思うほどの迫力がありました」


撮影/山本玄

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