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河野洋平氏、「日中関係で利益ばかり考えるべきではない」=中国メディアに語る
- 毎日中国経済
- 2013年04月02日07時22分
中国紙・参考消息がこのほど、日本の元衆院議長でかつて自民党総裁も務めた河野洋平氏に中国の新指導部や安倍晋三政権の現状、中国と日本との関係の見通しなどについてインタビューを行った。中日海洋問題や両国関係などについて河野氏は、「大きな不幸を招く可能性があり、両国関係がここまで悪化してしまうことは信じられない」と語った。
――両国の海洋問題の現状についてどう見ているか。
河野:非常に心配している。双方の主張に正しいところがあり、行動はある程度自制しているが、海上の状況はとても不安定で、両国の船舶がぶつかる可能性があり、例え小さな問題でも大きな不幸につながる可能性がある。一方がひとたび大波によって沈没すれば、もう一方が助け船を出すかどうかが問題になる。
不幸な状況を避けるため、双方はともに慎重に対処すべきで、ともに1歩譲る必要がある。最良の解決策は両国首脳が会談し、大局を念頭に置いて両国が仲良く付き合い、協力を深めるという共通認識に漕ぎ着けることだ。首脳会談は最前線に伝える最も明確なメッセージとなる。
首脳会談を実現するために両国の外交部門または海洋管理当局がホットラインを設け、細かな問題について協議し、予想外の問題が起きた場合には、互いに救助し合うことが可能だ。両国はまず、海洋問題危機管理体制を確立し、首脳会談を行うことが必要となる。
――対話を行う上で適切な時期は?
河野:日中の新たな指導部がともに発足した以上、早ければ早いほど良い。両国はともに接触する意欲があるが、国内からの反対の声、圧力も同時に存在している。日本国内にもそのような声があり、いかにしてこれらの人々を説得し、困難を乗り越えるのか、双方はともに努力しなければならない。ただ、早ければ早いほど良いといっても、成功を収めるために十分な下準備と相互信頼が不可欠だ。
――安倍晋三首相は釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)に関して領土問題は存在せず、交渉の余地はないと強調した。これは自民党のかつての認識とは一致するのか。
河野:以前は今のような厳しい状況がなかった。40年前に両国首脳が国交正常化を実現するために大きな努力をしており、両国関係が今のように悪化してしまうことは信じられない。個人的に言えばこうした状況は予想外だ。
――現在の日本では戦争体験を持つ人が少なくなっている。日本と隣国の関係はますます困難になるだろうか?
河野:日中関係を真剣に考える必要がなく、関心を払うべきは儲かるかどうか、実際の利益があるかどうか、という状況を懸念している。こうした考えであれば真の意味での友達にはなれない。本当の友人なら相手から利益を得ることを考えるのではなく、相互に尊重、信頼する。いかにして相互信頼の関係を築くかが重要だ。
中国を訪問するたび、いつも熱く歓迎され、新しいものを学ぶことができる。私は中国の友達たちを尊敬、信頼しており、彼らから利益を得たことはない。利益を得ることも可能だが、一緒により安全な友好関係を維持することが重要だ。日中関係がここにとどまっているはずはないと思う。
――現実主義は重要だが、理想主義も不可欠ということか。
河野:そのとおりだ。政界で政治家は現実的な考えが必要だとよく言われるが、政治も理想を伴うべきで、理想を抱き、理想に向けて着実に努力することこそ、政治家がすべきことだと考える。
(編集翻訳 恩田有紀)
――両国の海洋問題の現状についてどう見ているか。
河野:非常に心配している。双方の主張に正しいところがあり、行動はある程度自制しているが、海上の状況はとても不安定で、両国の船舶がぶつかる可能性があり、例え小さな問題でも大きな不幸につながる可能性がある。一方がひとたび大波によって沈没すれば、もう一方が助け船を出すかどうかが問題になる。
不幸な状況を避けるため、双方はともに慎重に対処すべきで、ともに1歩譲る必要がある。最良の解決策は両国首脳が会談し、大局を念頭に置いて両国が仲良く付き合い、協力を深めるという共通認識に漕ぎ着けることだ。首脳会談は最前線に伝える最も明確なメッセージとなる。
首脳会談を実現するために両国の外交部門または海洋管理当局がホットラインを設け、細かな問題について協議し、予想外の問題が起きた場合には、互いに救助し合うことが可能だ。両国はまず、海洋問題危機管理体制を確立し、首脳会談を行うことが必要となる。
――対話を行う上で適切な時期は?
河野:日中の新たな指導部がともに発足した以上、早ければ早いほど良い。両国はともに接触する意欲があるが、国内からの反対の声、圧力も同時に存在している。日本国内にもそのような声があり、いかにしてこれらの人々を説得し、困難を乗り越えるのか、双方はともに努力しなければならない。ただ、早ければ早いほど良いといっても、成功を収めるために十分な下準備と相互信頼が不可欠だ。
――安倍晋三首相は釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)に関して領土問題は存在せず、交渉の余地はないと強調した。これは自民党のかつての認識とは一致するのか。
河野:以前は今のような厳しい状況がなかった。40年前に両国首脳が国交正常化を実現するために大きな努力をしており、両国関係が今のように悪化してしまうことは信じられない。個人的に言えばこうした状況は予想外だ。
――現在の日本では戦争体験を持つ人が少なくなっている。日本と隣国の関係はますます困難になるだろうか?
河野:日中関係を真剣に考える必要がなく、関心を払うべきは儲かるかどうか、実際の利益があるかどうか、という状況を懸念している。こうした考えであれば真の意味での友達にはなれない。本当の友人なら相手から利益を得ることを考えるのではなく、相互に尊重、信頼する。いかにして相互信頼の関係を築くかが重要だ。
中国を訪問するたび、いつも熱く歓迎され、新しいものを学ぶことができる。私は中国の友達たちを尊敬、信頼しており、彼らから利益を得たことはない。利益を得ることも可能だが、一緒により安全な友好関係を維持することが重要だ。日中関係がここにとどまっているはずはないと思う。
――現実主義は重要だが、理想主義も不可欠ということか。
河野:そのとおりだ。政界で政治家は現実的な考えが必要だとよく言われるが、政治も理想を伴うべきで、理想を抱き、理想に向けて着実に努力することこそ、政治家がすべきことだと考える。
(編集翻訳 恩田有紀)
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