山中　Ｖ３へ「完璧」仕上がり　他団体ベルトに興味も

　ボクシングのトリプル世界戦（８日・両国国技館）で３度目の防衛を狙うＷＢＣバンタム級王者の山中慎介（帝拳）が２日、東京都内の所属ジムで報道陣に練習を公開し「完璧です。本当にいい練習ができた。いつ試合がきてもいい状態」と仕上がりの良さを強調した。

　豊かなスピードを誇るＷＢＣフライ級元王者マルコム・ツニャカオ（真正）との対戦に「もちろん楽な試合でないのは分かっているが、自分が勝ちます」と力強く宣言。スパーリングでは持ち前の威力ある左ストレートでパートナーを後退させた。

　１日付で日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）が世界ボクシング機構（ＷＢＯ）と国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）に加盟した。公認団体が増えたことに「しっかり勝ってから統一戦をしたい。他団体のベルトにすごく興味がある」と意欲を語った。