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八重樫 初回TKOだ!ジム先輩・川嶋の王座奪取劇再現狙う

WBC世界フライ級タイトルマッチ  王者 五十嵐俊幸VS同級6位 八重樫東 (4月8日  東京・両国国技館)

練習に汗を流す八重樫。五十嵐戦は速攻勝負で初回TKOを狙う
練習に汗を流す八重樫。五十嵐戦は速攻勝負で初回TKOを狙う
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 元WBA世界ミニマム級王者で、WBCフライ級6位の八重樫東(あきら、30=大橋)が1日、横浜市内で練習を公開した。大橋秀行会長(47)は五十嵐俊幸(29=帝拳)との日本人対決へ向けて、初回から仕掛ける速攻を指示。04年にWBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守と対戦した同じ大橋ジムの先輩、川嶋勝重の初回TKO勝ちでの王座奪取劇の再現を狙う。

 八重樫が軽快なフットワークで、五十嵐陣営が視察に訪れる中、軽いスパーリング、ミット打ちなどを軽快にこなした。ミニマム級から2階級上げたことで減量苦から解放された。「リミットで約3キロ違う。減量はあと2キロちょっと。順調です」と舌も滑らかだ。

 サウスポーの五十嵐とはアマチュア時代に4戦4敗、対左構えはプロでも1戦1敗と苦手意識があったが、今回は約200ラウンドのスパーリングを行い「これだけ左構えだけとやったのは初めて。違和感がなくなった」と手応えは十分だ。

 練習を見守った大橋会長は「相手をかく乱するとかじゃないですよ。きょうの練習の動きを見て、あらためて勝利を確信しました」と言った。2日前の五十嵐の公開練習視察後に続いての勝利宣言。そして「川嶋の時と同じ勝利の風景が見えました」と続けた。

 思い起こすのは04年6月のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。同会長は試合前「川嶋は1回で徳山をKOする」と宣言していた。試合は挑戦者の川嶋が初回に王者徳山から2度のダウンを奪って、わずか1分47秒でTKO勝ち。予言は的中し、前年の初挑戦では判定負けを喫した川嶋がリベンジを果たし、初の王座を獲得した。

 打ち合いを好む川嶋と八重樫、技巧派の徳山と五十嵐。八重樫はアマ時代のリベンジを期しており、対立構図は9年前の一戦と重なる。大橋会長は「見合ったら五十嵐ペースになる。1回からスタートダッシュですよ」と初回からの猛攻を指示。八重樫は「今まで勝てなかった人間に勝つ。それだけです」と大一番への覚悟を示した。

[ 2013年4月2日 06:00 ]

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