国の名勝・錦帯橋（山口県岩国市）がライトアップされ、五連の橋と満開の桜が春の宵闇で、輝きを競い合っている。

　橋周辺の約３０００本の桜は先月２９日に満開になり、今がまさに見ごろ。市は橋のライトアップにブルーの光を加える演出を企画した。

　日没と共に橋は淡い光を浴びて川面に姿を映し出し、桜はぼんぼりの明かりに照らされてほんのりとピンク。花冷えの川岸をそぞろ歩く人々は、夢幻のような光景を眺めていた。ブルーのライトアップは７日まで。【大山典男】