Thunderbirdのメール新着チェックはデフォルトでは受信トレイのみである。
このままではGmailのフィルタやprocmailなどによって受信トレイをスキップしたメールのチェックがスキップ先のフォルダを手動で確認するまで行われないので、その対処法をメモ。
- Thunderbirdの設定エディタを開く
- Windows:ツール→オプション→詳細→一般→設定エディタ
- Mac OS X:Thunderbird→環境設定→詳細→一般→設定エディタ
- 「mail.server.default.check_all_folders_for_new」を「true」に変更
- Thunderbird 5.0 より前のバージョンの場合は「mail.check_all_imap_folders_for_new」を「true」に変更
- これで新着チェックを受信トレイ以外も確認するようになる
- 「mail.notification.count.inbox_only」を「false」に変更
- 未読数の通知を受信トレイ以外もするようにする
- 新着メッセージの通知やGrowlなどでは通知されない模様
- 設定エディタをとじてThunderbirdを再起動
これでThunderbirdを起動しているのに振り分けられたメールに気付くのが3日後、というような事態にはならないはず…
なおThunderbirdのフィルタを使用した場合は、新着チェックによってメールが受信トレイに届いてからフィルタという順序のためかこのような問題はない(はず)。
ちなみに新着チェック間隔は10分であり、この間隔を変更する場合は「mail.server.default.check_time」の値を変更する。
参考にしたページ
- Thunderbird+Gmail(IMAP)で、受信トレイをスキップしたメールも新着チェック対象にする << kawama.jp
- Checking for new messages in other folders – Thunderbird – MozillaZine Knowledge Base
追記(2012/05/26):手順3,4を追加