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2013年3月30日(土) 東奥日報 ニュース



■ 基準2倍の揺れで無傷 中間貯蔵施設RFS、安全評価報告

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 むつ市に使用済み核燃料中間貯蔵施設を建設中のリサイクル燃料貯蔵(RFS)は29日、東京電力福島第1原発事故を踏まえた同施設の安全評価(ストレステスト)の報告書をまとめ、原子力規制委員会に提出した。使用済み燃料を封入する金属製の専用容器(キャスク)や貯蔵建屋は、想定される最大の揺れの強さ(基準地震動)450ガルの2倍でも損傷せず、放射性物質が漏えいする事態は起きないとした。

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 同施設は原発から出た使用済み燃料をキャスクに封入した状態で搬入し、自然冷却で保管する乾式貯蔵方式。このため報告書では、除熱や貯蔵自体に電源や水を使わず、電源喪失や水素発生の事態を考慮する必要がない−と記載した。

 その上で、地震では各原発の安全評価と同等の想定として基準地震動の2倍で影響を分析。キャスクは転倒せず施設も安全とした。

 津波についても同施設は標高16メートルに位置し、想定する高さ約6.3メートルの津波にも十分耐えられると評価。貯蔵建屋が浸水してもキャスクは本来、水没に耐えられる設計のため「安全機能は維持できる」とした。

 同施設のストレステストは、規制委発足前の旧原子力安全・保安院が2011年11月に結果報告を指示。規制委はその後、ストレステストではなく、規制委が12月までに定める新基準により安全性を判断するとしており、今回の評価結果がどの程度参考とされるかは不透明。RFSは旧保安院の指示が解除されていないため報告書を提出したという。

 同社はまた29日、中間貯蔵施設運用に関する保安規定の認可を規制委に申請した。施設は8月完成予定で10月事業開始を目指している。

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