民主 閣僚経験の元議員ら海外派遣へ

4月1日 4時23分

民主党は、政権を担当した期間に培った諸外国との人脈を生かして、独自の議員外交を進めたいとして、今週にも新たな機関を設置し、仙谷元官房長官ら閣僚を経験した元議員らを積極的に海外に派遣することになりました。

民主党は、外交分野で党の存在感を発揮するため、政権を担当した期間に培った諸外国との人脈を生かして、独自の議員外交を進めたいとして、今週にも、新たな機関を設置することになりました。
新たな機関は、直嶋元経済産業大臣をトップに細野幹事長や前原前国家戦略担当大臣ら現職議員に加え、仙谷元官房長官や川端元総務大臣など、閣僚を経験した元議員らも参加することになっています。具体的な活動としては、数か月に１回程度、メンバーを海外に派遣し、要人との会談などを通じて、民主党の理念や政策を発信するとともに、ＥＰＡやＦＴＡなどの、経済連携に関する各国の取り組みなどについて、情報収集を進めることを検討しています。
民主党としては、先の衆議院選挙で議席を確保できなかった閣僚経験者やベテラン議員にも党の活動に関わってもらうことで、夏の参議院選挙に向けて、党の結束を図りたいという思惑もあるものとみられます。