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MOX工場あす建屋工事に着手
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日本原燃は、六ケ所村で建設を進めているプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場について、3日から建屋本体の建設工事に着手する。原燃によると、地上2階、地下3階の建屋構造のうち、2013年は地下3階部分の工事を実施。鉄筋の打ち込みやコンクリートの流し込みなどを行うという。
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MOX工場は10年10月に着工。東日本大震災などの影響で約1年にわたって工事が中断したが、12年4月に再開。同年12月に掘削作業を終え、冬期間のため、工事を中断していた。13年2月末現在の工事進捗(しんちょく)率は3.5%。
MOX工場は、使用済み核燃料を再処理して取り出したMOX粉末にウラン粉末を混ぜ、原発用の燃料に加工する、商業用としては国内初の施設。MOX燃料を軽水炉で燃やすプルサーマル計画は、プルトニウムの消費手段として有力とされている。
原燃は16年3月の完工を目指すが、震災による工事中断の影響もあり、川井吉彦社長はこれまでの会見などで「いずれかのタイミングで見直さざるを得ない」と、完工延期を示唆している。
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