昨日は,ここ1年で転勤してきた新任の裁判官,検事の歓迎会でした。
裁判の相手になる人間を歓迎するのか?との声も聞こえてきそうですが,元々弁護士,裁判官,検事は,司法修習生の段階では同じ飯を食った仲間。そして,裁判制度の担い手という意味では,同志という部分もあり,交流会の類があります。
もっとも,転勤してきた人たちの歓迎会というのは,東京や大阪などの大都市圏ではあり得ませんので,広島ぐらいがそのような慣習が残っている最大圏かな,というのはあります。
大半は,4月に転勤してこられた方のですが,所長クラスになると玉突き人事のため,全然関係ない時期に赴任することがあります。昨日も,去年の6月に来て今から歓迎されても,という挨拶をされた方がいました。
昨日の歓迎会には,1人同期の裁判官が来ているというのは知っていた(我々の業界で同期というのは,知らない中でも妙な連帯感があります)のですが,参加してみると,岡山で司法修習を受けていた頃いらっしゃった検事が転勤してきたことが判明しました。そのほかにも,去年来た裁判官が実は同期だったことが分かったりしました。
また,7年前まで広島で裁判官をされており,この4月に広島地裁に着任された裁判官も来られてました。元々,クレサラ運動を熱心にされていた方で,事務所も同じビルだったため,非常にお世話になっていました。任官されるにあたり,その役職の一部を私が引き継いだりもしました。話を聞いていると,任官されたのは,弁護士になって12年3ヶ月のことだったとのこと。私が現在11年3ヶ月ですので,お世話になっていたのはほぼ同時期。自分がそこまで成長できているかどうか,と思うと,ちょっと悩んでしまう部分もありました。
とりとめもない報告でした。
中には,広島が何回目かの方もいて,「歓迎されるのは●回目です」との挨拶があったり。