【染田屋竜太】大阪・ミナミの道頓堀川に巨大プールをつくるプロジェクトの準備会社が1日、地元の商店主らの出資で設立された。川の開削400年の2015年夏の開業を目指し、今夏にも具体的な計画を公表するという。
新会社は「道頓堀プールサイドアベニュー設立準備株式会社」。社長には道頓堀商店会の今井徹会長(53)が就任し、近隣の商店街の組合長ら14人が計1400万円を出資した。地元の企業からも出資を募り、資本金を3億円程度まで積み上げることを目指す。
道頓堀プール構想は、大阪府市の特別顧問の堺屋太一氏が昨年1月、「大阪10大名物」構想の一つとして発表。四つ橋筋から堺筋までの全長約800メートルに特殊な布を広げ、中に水道水をためて泳ぐ。6月末〜9月初めの限定でオープンすることを想定し、期間中、運航できなくなる観光船の運営会社との協議も進める。
今井社長は「沈みがちのミナミを一気に明るくするようなみんなが驚くプールにしたい」と語った。
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朝日新聞社会部