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【プロ野球】

マギー先制、中押し3打点

2013年4月1日 紙面から

◇楽天9−1ソフトバンク

 楽天の美馬は的を絞らせない配球で、8イニングを5安打無失点の好投。打線は2回にマギーの来日初打点となる右前適時打で先制。3−0の5回にもマギーの2点二塁打などで3点を加えた。ソフトバンクの武田は5失点で5回に途中降板。

     ◇

 新助っ人が期待通りの活躍を見せた。楽天のマギーが先制、中押しの3打点。メジャー通算434本塁打を誇るジョーンズの陰に隠れていたもう1人の大物が、イヌワシ軍団を開幕カード勝ち越しに導いた。

 この勝負強さを求めていた。2回は先制打。5回は2点適時二塁打。「自分の仕事は走者を返すことと、後ろの打者につなげること」。昨季はヤ軍でプレーした点取り屋は、来日初打点にも平然と振り返った。

 昨オフには巨人との争奪戦になった。マギーは言う。「楽天に来ることに迷いはなかった。自分は試合に出たい。判断の材料は、それだけだったんだよ」。来日直前には「10−15センチはあった」というアゴヒゲもそり、新天地にかける思いを表現した。

 キャンプ中から話題はジョーンズ一辺倒。しかし、首脳陣の評価は双璧だった。マギーは広角に鋭い打球を打ち分け、ブルワーズ時代の10年に23本塁打を放ったメジャー61発男だ。そのパワーも健在だった。

 星野監督も気分が悪いわけがない。「評判の高い相手に勝ち越せた。選手が素晴らしい」。2日からは地元Kスタでオリックスとの3連戦。マギーは「この勢いを仙台に持って帰るよ」と力を込めた。初のリーグ制覇に向け、満点に近いスタートだ。 (井上学)

 

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