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【プロ野球】

阿部 延長11回サヨナラ打

2013年4月1日 紙面から

◇巨人3−2広島

 巨人がサヨナラ勝ちで1分けを挟み開幕2連勝とした。1−2の延長11回無死一、二塁から脇谷の適時二塁打で同点とし、さらに満塁の場面で阿部が適時打して試合を決めた。高木京が2勝目。広島は横山が誤算だった。

     ◇

 34歳になったばかりのキャプテンは、一塁キャンバスを蹴ると子どものようにダイヤモンドを走り回った。ペットボトルを持ったチームメートが追いかけ、ウオーターシャワーで祝福。「サイコーです!」。お立ち台では今季一発目の決めぜりふが誇らしげに響き渡った。

 勝ち越しを許した直後の11回。死闘にケリをつけたのは阿部だった。脇谷の左越え二塁打で同点とすると、坂本は敬遠で無死満塁。阿部はネクストで笑いをかみ殺した。「こんなおいしい場面でいいのかなって。外野フライでもいいという楽な気持ちで入れた」。サヨナラ絶好機の無死満塁。3球目のスライダーを巧みにすくい上げると、右翼フェンス直撃のV打だ。プロ野球歴代8位タイ、巨人では原監督に並ぶ3位タイとなる12本目のサヨナラ安打となった。

 12回ドローに終わった前夜に続き、2試合連続の延長戦。WBCの激闘の疲れも残っているはずだが「こういう試合をどれだけものにできるかが、連覇に向けて必要になってくる。勝てば疲れも半減するよ」と笑い飛ばした。

 開幕戦の直前ミーティング。阿部はナインの手を取り「またこのメンバーでいい思いをしましょう」と号令をかけた。5冠王者に輝いた昨季の再現に向け、開幕3連戦は2勝1分けの好スタート。大黒柱が自らのバットでチームを勢いづけた。 (臼杵秀之)

 

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