禁煙:兵庫県で条例 学校・病院など1万2000カ所
毎日新聞 2013年04月01日 13時10分(最終更新 04月01日 13時10分)
◇神奈川に続き全国2例目
兵庫県受動喫煙防止条例が1日、一部施行され、官公庁など約1万2000カ所での全面禁煙が始まった。神奈川県に続き全国2例目の取り組み。ほとんどの公的施設では数年前から屋内の灰皿撤去が進んでおり、この日は目立った動きはなかったものの、愛煙家の職員からは「どんどん肩身が狭くなってきた。これを機に禁煙にチャレンジしなければ」との声も上がった。
条例で、病院や官公庁庁舎で屋内喫煙が禁止されたほか、小中高までの学校では敷地内の喫煙も禁止された。
宿泊施設や飲食店などへの規制は、条例が全面施行される来年4月から。100平方メートル超の大規模な飲食店やホテルなど計約14万2000カ所で分煙が義務付けられ、100平方メートル以下の小規模な理容店や飲食店など計約3万6000カ所では喫煙可否の店頭掲示が必要になる。【山口朋辰】