宮崎県教委は29日、部員13人に体罰や暴言を繰り返したとして、県立宮崎商業高校(宮崎市)の女子柔道部顧問、菊川慶一教諭(54)を懲戒免職処分にし、発表した。
県教委によると、菊川教諭は2011年8月、女子部員の顔を平手で殴るなどして左の鼓膜が破れる3カ月のけがを負わせるなど、10年7月〜12年9月の間に部員13人に対し体罰を繰り返したという。部員に対して、「デブ」「ブタ」などの暴言も日常的にあったとしている。菊川教諭は「指導として行った」と釈明しているという。処分理由には不適正な会計処理などもある。
宮崎県警は昨年11月、菊川教諭が昨年9月に部員の足を蹴って1週間のけがを負わせたとして、傷害の疑いで書類送検していた。
菊川教諭は04年から女子柔道部の顧問を務めていた。同部は11年の全国高校総体の個人戦で優勝者を出し、団体でも5位になるなど強豪校として知られる。
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朝日新聞社会部